最近工場で働きはじめたけど、色々嫌になってもう辞めたい…
やっぱり工場は辞める人が多いのか知りたい
工場を辞めようと思ってるけど、何をすればいいかわからない…
こんなふうに悩んでいる人もいるでしょう。工場での仕事が合わない、嫌だと思い始めると、つらいですよね。
事実、工場というのは辞める人が多い業界です。
今回はそんなふうに悩む方に向けて、実際に工場を辞めた経験のある僕が、主に下記について解説していきます。
工場は辞める人が多い業界である
まず、工場というのは辞める人が多い業界だといえます。
事実として、製造業では2022年、入職者数が73.9万人に対して離職者数が78.88万人と上回っています。つまり2022年度、製造業では採用される人よりも辞めていく人の方が多かったということです。
(出典:厚生労働省「令和4年雇用動向調査結果の概況」)
ちなみに、僕が働いていた工場では、1年で半分くらいの人が辞めていなくなると先輩から聞きました。
もちろん、工場によって待遇の違いはあるので、一概に工場=すぐ辞める人ばかり、とは言えないと思います。
あくまで全体的な傾向として、辞める人が多めだということです。
工場を辞める人が多い理由
工場を辞める人が多い理由は、主に下記のとおり。
それぞれ解説します。
仕事がシンプルにきついから
3Kという言葉にあるように、肉体的にきついことが理由で、工場での仕事を辞めていく人はたくさんいます。
たとえば、
こんな感じですね。
ちなみに今挙げた例は全て僕が工場での仕事で経験したことです。
他の仕事と比べると、どうしても労働環境がきつい場合が多いです。
未来がないと思ってしまうから
例えばライン作業など、工場の仕事は単純で、毎日が全く同じ作業の繰り返しなんてこともあります。
僕が工場でやっていた業務は覚えることは多かったのですが、やることは毎回決まった装置のメンテナンスでした。
数ヶ月やるぶんにはいいと思いましたがこの先何年、そして何十年と延々同じ作業を繰り返していくのだと考えた時は、一体何のために自分はこんなことをしているのだろうと絶望的な気分にもなりました。
同じことをずーっとやり続ける必要があるので、未来がないと感じて辞めてく人もいるでしょうね。
労働環境が特殊だから
工場にもよるのですが、他の仕事と比べると、工場は労働環境が下記のように特殊なことが多いと思います。
僕は半導体の工場で働いていたのですが、いたるところにある装置の音がうるさかったのと、全身を覆う作業着(クリーンスーツ)を着るのがなかなかしんどかったです。
たぶん、普通に生きていたら絶対に経験できないような環境だったと思います(笑)
労働環境の特殊さになかなか適応できず、工場を辞めていく人も多いでしょう。
人間関係が密だから
工場での仕事って一人で黙々とやるものだと世間では思われがちですが(そういう場合もあると思いますが)、基本的に少人数かつ、ずっと同じ人たちと同じ空間で一緒に仕事することが多いと思います。
僕は上司と先輩、同期一人と自分を合わせた4人でいつも仕事してました。
毎日決まった人と仕事するので、人間関係が狭く深くなって、逃れることができません。
なので、人間関係の構築や人付き合いが苦手だったりする人だと、マジで苦痛に感じるかもしれないです。
幸い僕は、いい上司と先輩に恵まれたので、あまり人間関係では悩みませんでした。それでも、飲み会に行ったりなど、日々の先輩との付き合いは大事だと実感しました。
僕が工場を辞めた理由
僕は過去に半導体工場で働いていたのですが、約9ヶ月で辞め、今は全く別の仕事をしています。
そんな僕が工場を辞めた理由は、仕事を続けたら身体がもたないなと思ったからです。
まず、僕が働いていた工場は日勤と夜勤を繰り返す2交代制の勤務でした。
この2交代制がなかなか自分には合わず(日勤と夜勤の切り替えの間に全然眠れなくて、仕事中睡魔に襲われることがたくさんありました)、しんどい思いをしました。
また肉体的にも決して楽ではありませんでしたし(工場内を歩き回るので足にタコができたことが何度もあります)、クリーンスーツを着て仕事するので、毎回汗がダラダラでした。
そのため、この先何年もこの仕事を続けたら肉体的に厳しくなるだろうと直感的に思い、辞める決断をしたのです。
工場を辞めたい人におすすめな選択肢
僕が考える、工場を辞めたい人におすすめな選択肢は下記のとおり。
それぞれ解説します。
工場の仕事を続けながら転職活動をしてみる
工場の仕事をしながら別の仕事への転職を目指すのがひとつ目の選択肢です。が、ただでさえきつい工場の仕事と転職活動を一人で両立させるのはなかなか難しいと思います…
毎日工場の肉体労働でヘトヘトになりながら、新しい転職先を探して、履歴書に書く内容を考えて、面接対策をして…、自分一人でこれらのことをやるのはきついですよね。
なので今の仕事を続けながら転職活動なんてできない…と思う人は転職エージェントを利用するのがおすすめ。
エージェントに頼ることで、忙しくてもサポートを受けながら転職活動を進められます。
とにかく今すぐ辞める
あまりおすすめしませんが、どうしても工場での仕事を続けるのが嫌だったり、しんどかったりするなら思い切って辞めてしまうのもアリだと思います。つらい思いをしながら働き続けるのはよくありませんからね。
ちなみに僕は転職先など見つける前に、工場を辞めました。
そして辞めてからしばらくして転職活動を始めて、別の業種の仕事につきました。(辞めてから新しい仕事につくまでの間は貯金を切り崩したり、単発バイトなんかをしたりしてました)
頑張って続けてみる
あなたがもし工場で働き始めたばかりなら、とりあえず頑張って続けてみてもいいかもしれないです。
というのも、仕事に慣れない最初の数ヶ月が一番しんどくて辞めたくなるからです。(どんな仕事でも言えるかもしれませんが)
仕事に慣れてくると案外悪くないと思うことも出てくるかもしれません。
僕も最初の1ヶ月間が一番つらくて、常に辞めたいと思っていました。しかし、4ヶ月を過ぎるとマシに感じてきました。(結局9ヶ月で辞めましたが)
おわりに
今回は、工場を辞める人が多い理由や、辞めたい人におすすめの選択肢などを解説してみました。
今工場で働いていて、辞めるかどうか悩んでる人は、今回の内容をぜひ参考にしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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