半導体工場の現場で働くのはきついのか知りたい…という方もいるでしょう。
僕は過去に半年ほど地方の某半導体工場でマシンオペレーターとして働いていた経験があるのですが、結論を言ってしまうと僕的には結構きついことが多かったなと感じています。
そこで今回は、僕個人がどんなところがきついと感じたのかを具体的に説明していきます。
これから半導体工場で働こうか考えている、興味があるという人はぜひ参考にしてみてください。
半導体工場勤務のきついところ
僕が実際に半年働いてきついと感じたところは下記のとおり。
クリーンスーツが暑い
半導体工場ではクリーンルームという温度や湿度が一定の空間があり、そこで仕事をすることになります。
そしてクリーンルーム内ではクリーンスーツという、下記の画像のような目以外が全部覆われる防護服のようなものを着る必要があります。
クリーンスーツと一言でいいますが、具体的には下記のものを着用します。
- つなぎのような服
- メガネ
- マスク
- 手袋
- 靴
クリーンルームの温度が25度前後と高めなうえに、Tシャツにチノパンなど普段着ている服の上にクリーンスーツを着るので僕はけっこう暑く感じました。
とくに仕事が忙しいときなんかは汗だくになってましたね。
また暑さ以外にもマスクをずっと着けているせいもあり、顔の肌荒れが悪化したこともありました。
暑がりということもあり、僕的にはクリーンスーツを着て仕事をするのは快適とはとてもいえななかったです。
途中で水分補給やトイレに行くことが難しい
仕事をするクリーンルーム内で水分補給はできませんし、トイレもできません。
どうしてもの場合は、いったんクリーンルームから出て着替える必要があります。
いちいち外に出て着替えるのはめんどくさいので、多少喉が渇いても僕は我慢してました。
最長で6時間ほどクリーンルーム内の仕事がぶっ続けだったこともあり、喉の渇きがきつかった記憶があります。
また、トイレが近い人なども苦労するかもしれません。
機械音がうるさい
クリーンルーム内はとにかく機械音でうるさいです。
そこらじゅうにある装置一つひとつから音がしますし、頭上を走る搬送車の走行音も常にしています。
僕の場合は働いているうちに音には慣れていきましたが、最初の頃はストレスもありました。
静かな環境で働きたい人には確実に向かないと思います。
労働時間が長く、夜勤がある
半導体工場は24時間フル稼働していることもあり、労働時間が長くなったり、夜勤があったりする場合が多いです。
僕の場合は1日の労働時間が12時間で、夜勤もありました。
労働時間に関してはまあそこまできつくはなかったのですが、夜勤のときは睡魔に襲われることが何度もありました。
基本立ちっぱなし
半導体工場の現場で働くとなると、職種にもよるのですが基本は立ち仕事です。
僕も仕事中は立ちっぱなしのことが多かったです。何時間も立っているので足の裏が痛くなることもありました。
また座ろうと思ってもイスがないので床に座るしかなく、腰への負担もあったと思います。
半導体工場勤務に向いてるかもしれない人
きついと感じたことばかりを書いてきましたが、半導体工場での仕事に向いている人もいると思います。
個人的に半導体工場勤務に向いていると思う人はつぎのとおりです。
多くの人間と関わりたくない
半導体工場での現場仕事では、たとえば接客業や営業職みたいに多くの顧客と関わる必要はなく、人間関係は限定的です。
僕の場合は半年間ほぼ同じ数人のメンツと仕事をしてました。仕事は装置のメンテナンスなので顧客との関わりはないようなものです。
あまり多くの人間とは関わりたくないと考える人にはおすすめかもしれません。
プライベートを大事にしたい
半導体工場では交代勤務が多く、休みの日が多い傾向があります。
僕は4日働いては4日休みというシフトで働いており、月の半分が休みでした。といっても、1日の労働時間が長いので月トータルの労働時間が短いということではありませんが…
しかし休みが多いことは事実なので、プライベートを大事にしたい人にはわりとおすすめできます。
まとめ
クリーンルームという特殊な環境での仕事ということもあり、個人的にはきついと感じることの多かった半導体工場ですが、向いている人も確実にいると思います。
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半導体工場の仕事に興味があったり、転職を考えている人の参考になればうれしいです。
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