工場勤務というワードをネット検索すると、「終わってる」、「人生の墓場」などといったネガティブなワードも一緒に出てきます。
僕は過去に9ヶ月間、半導体工場で働いていたことがあり、現在は異業種に転職しています。ですが今振り返ってみてみると、工場勤務ならではの理由で、「終わってるな」と感じることも多々ありました。
今回はそんな僕が工場勤務が終わってると思ってしまった理由を紹介します。
注意してほしいのは、工場勤務にも良いところはあるということです。しかし今回は、僕が感じたデメリットにスポットライトを当てて紹介していこうと思います。
工場勤務が終わってると思ってしまった理由
僕が工場勤務が「終わってる」と思ってしまった理由は下記のとおりです。
毎日毎日同じ作業を繰り返すから
工場勤務の場合、狭い工程の範囲で作業することが多く、仕事が単純作業になりがちです。
僕の場合は半導体工場で主に装置のメンテナンス業務をしていました。
覚えることはわりと多かったのですが、仕事内容の幅は狭く、同じ内容の作業を繰り返す日々。
毎日毎日同じ作業をしていると、「自分ってこの工場にある小さな部品と同じなんだな」という感覚に陥ることもありました。
ふと勤務中に、この先自分は何十年とこの同じ作業をやり続けるのだと想像したときに、軽く絶望したのを覚えています。
クセの強い人が多いから
僕が勤めていた工場にはクセの強い人が多くいました。
例えば
どれも工場特有の環境が理由だと思います。例えば工場は男が多いので下ネタを話しやすい環境だったり、働いてる人の年齢層が高いことからギャンブルなどが好きだったりする人が多いんだと思います。
人によっては今挙げたようなタイプの人が苦手ということもあると思います。
工場はその特殊な環境ゆえに、他の職場と比べるとクセの強い人が集まりやすいのかもしれないですね。
いくら仕事しても役立つスキルがつかないと感じるから
工場勤務ではパソコンを使ったり接客したりする機会が基本ありません。なので例えばパソコンスキルやトークスキルなど、他の多くの仕事に応用できそうなスキルを身につけにくいです。
僕の場合は前にも述べた通り、工場で半導体装置のメンテナンス業務をしていました。
確かに装置のメンテナンス業務を長く続けていれば、一定のスキルにはなります。
ただ、メンテナンスする装置自体が世の中に広く普及しているものではないので、その工場内で仕事するためのスキルしか身につきません。
一生同じ工場で同じ仕事をするならいいのかもしれません。ただ、転職や他の道を考えている人にとっては、いくら仕事を頑張ったとしても得られることは少ないと感じました。
閉鎖的な環境だから
工場勤務だと、仕事で外部の人に会ったり、外で仕事したりすることは基本ありません。
逆に、いつも同じ人たちと同じ環境で仕事するので、何かフレッシュさみたいなものがないんですよね。
閉鎖的な環境ゆえに、工場勤務では人間関係がめちゃめちゃ重要だと感じました。
付き合う人間が選べないため、上司や同僚などとの関係がずっと良好ならいいのですが、一度関係が悪くなると一緒に仕事するのが途端にキツくなってしまいます。
昼夜問わずに働くから
工場は基本的に24時間稼働しているので、工場勤務のなかには夜勤する人も多くいます。
僕は日勤と夜勤を両方やっていたのですが、とくに夜勤はマジでしんどかったです。夜勤前の昼になかなか寝れなかったのでとにかく眠かったですし、日勤よりも疲れやすいと感じました。
いつも夜勤終わりの朝、眠いヘトヘトの状態で家に帰ってるとき、自分はこんな思いをして一体何をやっているのだろうという気持ちになってました。
結論【終わってると思うなら何か早めに手を打った方がいい】
今回はかつて半導体工場で仕事をしていた僕が、工場勤務が終わってると思った理由を紹介しました。
あくまで今回紹介したことは僕の主観に基づいたもので、工場勤務自体が悪いとは思いませんし、人生の墓場だとも思いません。もちろん工場勤務が向いてる人もいるでしょうし、メリットもあります。
ただ、もし今工場勤務をしている人で僕と同じように考えている人は転職を考えてみるなり、何か早めに手を打ったほうがいいかもしれません。
僕は転職エージェントを使って未経験の異業種に転職することができました。時間がなかなかないという人でも、とりあえず転職エージェントに登録するだけでもいいかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。少しでも僕の体験が参考になればうれしいです。
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