大学まで行ったのに工場に勤務するなんて恥ずかしい、もったいないんじゃないか…
大卒で工場への就職が決まった、もしくは就職する予定がある方でこのように悩んでいる人もいるかもしれません。
しかし結論から言うと、大卒であろうと工場勤務は胸を張れる仕事です。
今回は主に下記について、大卒で工場勤務を経験している僕が解説していきます。
- 大卒の工場勤務を恥ずかしいと思ってしまう理由
- 大卒が工場勤務するメリット
- 大卒で工場勤務はもったいないのか
大卒の工場勤務を恥ずかしいと思ってしまう理由
僕は大卒であろうと工場勤務が恥ずかしいとは全く思いません。
しかし世間的には下記のようなイメージがあるせいで、恥ずかしいと思う人がいるんだと思います。
- 学歴のない人がやる仕事
- 3kの職場環境
- 仕事内容が単純
学歴のない人がやる仕事のイメージがある
世間的には大卒がやる仕事＝ホワイトカラーの仕事だというイメージがもたれがち。
- 冷房の効いたオフィスでデスクワーク
- スーツ姿で営業
- 資料を作ってプレゼン
- 取引先と商談
上記のようなイメージがあり、現場で働くブルーカラーの工場勤務は、大卒の人がやる仕事だというイメージがもたれにくいんです。
しかし実際のところ、工場には大卒で働いている人も結構います。
僕が働いていた工場には大学や専門学校を卒業した人がたくさんいました。
大卒ばかりではありませんでしたが、僕の周りは体感で3割くらいの人が大卒でした。
工場勤務するのは学歴のない人ばかり、というのは間違っているのです。
3kの職場環境のイメージがある
工場勤務というと
- きつい
- 汚い
- 危険
こんな感じのいわゆる3kをイメージする人もいますよね。
大学まで行ったのにそんなに厳しい労働条件で働くのはなぁ…と思うかもしれませんが、3kが必ずしも工場勤務の職場に当てはまるわけではありません。
僕は半導体工場の現場で働いていたのですが、きついと感じることはあっても、汚さや身の危険を感じたことはほとんどありませんでした。
そもそも半導体工場の場合は、ゴミ一つ落ちていない環境で仕事することになります。
もちろん工場によっても違うでしょうが、工場勤務＝3kと考えるのは間違ってます。
仕事内容が単純だと思われている
工場の現場仕事は誰にでもできる単純な仕事だというイメージがあることも、わざわざ大学まで行ってやる仕事ではないと思われてしまう理由の1つだと思います。
これはおそらく工場での仕事＝ライン作業だというイメージが強いからかと。
しかし実際のところ、工場にはライン作業以外の仕事もたくさん存在します。
僕はマシンオペレーターとして働いていたのですが、覚えることがたくさんあってめちゃめちゃ苦労しました。
覚えることが多すぎてメモ帳2冊をまるまる使い切ったほどです。
なので工場の仕事＝単純とはいえないと思います。
大卒で工場勤務するのはメリットが多い
休みが多い
工場での仕事はシフト制の場合が多く、休みが多い傾向です。
僕の場合は4勤4休のスケジュールだったため、年間のおよそ半分が休みでした。
時間がとりやすいため、
- 副業して収入を増やす
- 何かしらのスキルを身につける
- 趣味に没頭する
こんな感じのことにも一般的な会社員よりは取り組みやすいです。
僕は休みの日にwebライターの副業をしていて、月に数万円の副収入がありました。
本業一本だけでなく副業に取り組んで収入を上げたり、スキルを身につけたりするのもアリですね。
コミュ力があまり必要ない
たとえば営業職とか事務職みたいな大卒の多くがつく職種って、けっこうコミュ力が必要だと思います。
営業職だったらいろんなお客さんと会って話す必要がありますし、事務職だったら電話応対があると思います。
一方で工場勤務の場合、コミュ力はあまり必要ないと感じました。
僕は基本いつも４人前後の同じ人たちと仕事してましたし、顧客と会ったり電話対応したりすることはありませんでした。
職場も意外とおとなしそうな人が多かった印象です。
給与が安定して高め
工場での仕事は夜勤手当や残業手当がつきやすい傾向があります。
僕の場合も夜勤をしていたため、基本給に手当がプラスされてました。
基本的にインセンティブはないので大きく稼ぐのは難しいと思いますが、とくに若いうちなら同年代の大卒よりも安定して多く稼げる可能性はわりとあります。
僕的に夜勤はしんどいと感じることもありましたが、お金を優先したい人にはメリットだと思います。
大卒で工場勤務はもったいないのか
大卒での工場勤務がもったいないのかどうかは、「人による」と思います。
工場を含むどんな仕事にもメリット・デメリットがありますし、人によって向き不向きもあります。
例えば大企業のエリート営業マンになってもストレスから鬱になってすぐに仕事を辞めてしまえばもったいないなと思いますし、工場勤務でそれなりのお金を稼ぎながら自分の時間を作ってスキルアップしていれば賢いと思います。
上記は例えとして極端かもしれないですが、大事なのは大学を出たのだからこういう職につくべきとか、世間的なイメージとかよりも自分に合った仕事をすることだと僕は思うのです。
結論：大卒だろうと工場勤務は胸を張れる仕事
大卒であっても工場勤務は全く恥ずかしくないし、メリットも多いという話をしてきました。
繰り返しにはなりますが、大事なのは世間の声やイメージよりも、自分に合った仕事をすることだと思います。
工場勤務が自分に向いているのであれば、大卒であろうとそれは胸を張れる仕事です。
今、工場への就職を考えている大卒の方は、今回の内容が少しでも参考になればうれしいです。
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